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内容説明
「…おまえは、相当数の人間の命を背負ったって、わかってんだろうな?」クラウの言葉にライナは、めんどうくさそうに笑って、肩をすくめた。ネルファの王族であり、友達でもあるトアレを救う。そのために合計8万の兵を相手に、クラウを―ローランドを巻き込み、ライナはある計画をたてた。人の命を背負うなんて正直、逃げたいなぁ、なんてライナは思う。恐くて、重くて、泣きだしたくなるほど辛いなぁ。でも、もう、逃げるわけにはいかない。ずっとシオンにばっかり重荷を背負わせていたけれど。もし、本当に自分がシオンの友達だと言いたいなら、ちゃんと戦わないとだめだって、わかったから。無気力男が本気で動く、ファンタジー・イノヴェーション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sachi
5
すごい!すごい展開の速さ! でも私はこれくらいが好きです(^^)すっごく面白かったー! フェリスとライナの関係もなんかいい感じになってきたし、ライナがすごくやる気になってるし。キャラがわんさか出てきて、とり伝読んだのがだいぶ前すぎて誰!?ってなったり(笑) 今までだいぶダラダラ読んできた感じだったけどようやく本腰入れて読もうと思えました。2016/02/25
miyase
3
ライナはやる気がないところが魅力だけど、友達のために頑張っている所が見られてよかった。アルアも成長していていいね。キファとフェリスがライナを巡って火花を散らしているところが面白い。2013/08/18
セディ
3
アルアの成長っぷりがいい。アルアは複写眼で過去はとても凄惨だけれどもククがいてくれて今とても幸せなんだなあと思える。しかし最後にはライナの仲間の安否がわからない!驚いたのはヴォイスの登場!「とりあえず」のほうからどんどん登場人物が本編に食い込んでる?!2012/08/24
まろにえ
2
【再読】クラウ率いるローランド軍によるネルファ皇国侵略と虐殺。主人公陣営だった国が一転虐殺ってギャップが凄い。捨て石にされたトアレ率いる1万のネルファ兵を救う為にライナ達が動く。クラウに対して人道に訴えるのではなく、損得で取引するってのは戦争らしくて良い。そして作戦成功かと思いきや予想を裏切る敵の攻勢。それに対応しても更に力技で殺しに来る絶望感が面白い。逃げると言いつつもライナの為に瀕死になってすら逃げようとしないフェリスと、瀕死のフェリスに絶叫しながら怒るライナには絆の強さを見せつけられた感じ。2016/09/16
YO-HEY@紅蓮ロデオ
2
テンポは良かった。でも、外伝読んでないから知らんキャラちらほら。外伝読んでから続き読もうかな。遺物を使った戦争の様相をさらに強めつつ、今回動きのなかったガスタークはどの様に参戦してくるのか。2015/03/06