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内容説明
自称魔法戦士の立場は、今日も最悪だった。三人の仲間メリッサ、ミレル、ジーニの冷たい視線が、容赦なくリウイに突き刺さる。原因は彼が連れてきた青年アーヴィンにあった。名門貴族シュレイダー家の二男であり、騎士への叙勲を間近に控えた彼は、メリッサを妻に迎えるべく、リウイに決闘を申し込んだのだった。だが、戦う理由のない彼は、直接青年をメリッサに会わせたのだ。すげなく申し込みを断るメリッサにリウイは、彼にも猶予を与えてやれと言う。「ご命令ならば、仕方がありません」メリッサは怒りのオーラを吹き出しながらも、アーヴィンの冒険への参加を承諾する。この判断が、自分の心を変化させることになるとは知りもしないで…。オーファンに再び愛の風が吹き荒れる。絶好調アレクラスト・サーガ、第6弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じお
9
★★★☆☆ 再読。メリッサに求婚したいという騎士見習いの青年アーヴィンがリウイに決闘を申し込んでくる、事情を聞き冒険へ同行させると言ってしまい一緒についてくることに、それに不満をメリッサだったがこれを切っ掛けに自分の心と向き合うことになるのだった、恋愛もの好きなのかなと思ってしまうライトファンタジー第6巻。面白かったです、新ロードスもそうでしたが、妙に恋愛の話が多くて、趣味嗜好が変わってきてるのかなと邪推してしまう、リウイって何だかんだいい男だなとこっちまで思えてきてしまう辺り話の組み立て方が上手いなと2024/01/31
空猫
7
再読。人生の目的があり、それに最もふさわしいパートナーを選ぶべきか、逆に、理想とする異性があり、二人にとって最も良い生き方を選ぶべきか、という問題。ただ、これは難しいのではなく、問題として成立しないから解きにくいのだと感じる。多くの人にとって、人生の目的も、理想とする異性も、たいてい「現状での」という留保付きにすぎず、本当に人生をかけて追求し続ける不変の課題、永遠の憧憬ではない。「現時点から、過去の経験によって想定した未来のある時点までにおいて最適」という判断が解答になるが、これはこれで情緒がない。2014/08/18
barcarola
5
メリッサ編。「勇者」の定義は人それぞれ。2023/01/21
おやぶん
2
今作は神官であるメリッサが中心となった物語。 タイムパラドックスがあったり、恋愛ものがあったりと 短編形式になっていたけど飽きずに読むことができました。 ただやはり期待している内容ではないのが残念・・・ 次作はもう少し冒険ものになるのやろうか??? 2016/07/02
ともぞう
2
段々後半の形になるための女性陣の気持ちの変化が描かれています。 ハーレムまであとちょっとかな。2015/12/14