富士見ファンタジア文庫 凍てつく笑みを持つ少年―ライトセイバーズ〈３〉

築地 俊彦【著】

富士見書房（2000/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 234p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829129692
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

月明かりの浮かぶ静かな夜。洋館の中庭で、シルナは美しい青年に語る。「失敗は悪いことじゃないんです。失敗にへこたれるのが悪いことなんです」ダーシサスの皇子エルウィンはシルナの眼を見つめながら、応える。「君に話せてよかったと思う。ディナン君が…羨ましいな」「え～ラブラブじゃん？？」（ディナン談）勇者のタマゴ・ディナンと相棒シルナは、ある舞踊会に招待される。主催は古い公家。その主スーシャは、家宝であり七星光剣のひとつである“霧氷の剣”の護衛を二人に依頼する。しかし、舞踊会の来賓には、光剣を狙う異能者たちも紛れこんでいた…。絶好調アクション・ファンタジー第三弾！今回はいよいよ親父登場か。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[渡邊侯爵]

すれ違い、現実の中で揺れる人々にシルナとディナンが力強く作用していく様子が良い。 好きあらば親父を非難するディナン節は今回も絶好調、シルナとディナンの微妙な男女の仲も楽しい巻だった。 今回のディナン節は特に良かったですねw 「お前は親父から金を貰って俺の行動を見張ってたガキに似てるんだよ！」(意訳) は唯一無二の宣戦布告シーンでしたw バトルシーンも体術の描き込みが詳細で面白かったですね。 ここで刊行が止まっている様ですが、3巻が一番良かったです。

2025/10/04