- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
「待ちな。悪いが、お前らの持っている宝貝を渡してもらおう」「どうしたの坊や?」「だ、誰が坊やだ!この眉毛!!」街道を歩く和穂たちは、途中でほんの九歳か十歳ぐらいの少年と出会った。勇吾と名乗るその少年は、いきなり宝貝をよこせと和穂に凄む!子供の言う事だと和穂は取り合わないが、殷雷は勇吾に必殺の一撃を繰り出した。その時、勇吾の持つ鉄扇が、殷雷の攻撃をくい止めた!!勇吾も宝貝使い!?どうやら勇吾は、宝具を狙う謎の組織に、和穂の持つ宝貝を奪えと依頼されたらしい。和穂と殷雷に危険が迫る―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
31
4振の刀の中でもまともな恵潤が、せっかく仲間になったのに…な巻。最後少し大人になって別れる勇吾が、可愛いのにたくましくて、息子が産まれてから読むとまた違う感情が湧いてくる。当時は融合宝貝に閉じ込められた剛始のくだりが、鉄の処女みたいで恐ろしかった。黒幕っぽい鏡閃がどう絡んでくるんだったか、すっかり忘れているので今後が楽しみ。2022/01/03
ナカショー
9
殷雷と同時期に作られた刀のうちの一つ恵潤刀が登場。殷雷と同様人型にもなれる恵潤。さっぱりとした姉御気質でカッコいい美人さんがタイプな自分としては一気にお気に入りのキャラになりました。ラストのほろ苦い展開もこの作品ならではでとても良かったです。2020/11/08
お萩
8
思えば小学生の私は「好敵手」という言葉をこのタイトルで覚えたのだった。封仙娘々シリーズで一番好きなキャラが恵潤だった。読みかえしてみて、あれ、そんなに濃いキャラでもないのによく覚えてたな...と思ったが多分恵潤の入浴シーンのイラストが脳裏に焼き付いてたんだと思う。恵潤が出てきたということはそろそろ一番好きなシーンも読めるんだな〜2015/04/13
kmori299
2
再読。殷雷がきちんと和穂のことを評価してたのが意外。いや違う、評価していることを他人に言えたことが意外、かな。2016/05/07
soundsea
2
殷雷おまえ……!といいたくなった。話のヒキがつよくなったので次も楽しみ2009/06/23