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内容説明
TOGO産業―表向きは特に目立つところのない普通の商社だが、その実態は利潤追求のためには非合法手法をも辞さない不気味な企業である。さらにTOGOが特異な組織であるのは、裏次郎から譲り受けた“遺産”を活用し利益を上げていることだった。前回の事件でTOGOの存在を知った「ザンヤルマの剣士」矢神遼は、彼らとの対決を決意する。しかし、遼とともに遺産を巡る闘いを続けてきた氷澄は、TOGO工作員との戦闘で守護神を奪われ、行方をくらませた。そして、遼のよきパートナーである万里絵も戦闘技術の再訓練のためアメリカに渡る―ひとり残された遼はどう闘うのか。書き下ろし伝奇アクション・シリーズ、激烈の第六弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
クイックラック
1
再読。消えた丈太郎に戦闘の再教育を受けに渡米した万理絵と、頼りになる仲間がいない状態でスタート。そんな中転校してきたクラスメイトは実は丈太郎の行方を探るTOGO産業の潜入工作員でした、で始まるこの巻。前の後書きで伏字にされたばかりに不幸フラグの立ちそうな神田川君。がんばれ。ってかシリーズ中2回も遺産絡みで不幸にしてやることないじゃないの、って思ってしまう。プライドをズタズタにされた丈太郎が立ち上がる話で、甘さを抱えたまま人を救いたい遼の話で、そんな甘さに反吐が出る果林の話だった。面白い2025/08/01
gayuu_fujina
1
当時はあんまり気にしなかったけれど。正員を2桁単位で死なせても問題視されないって凄い会社だよなぁ…。2010/04/04
gayuu_fujina
0
TOGO編の起承あたり。ノーブルグレイで登場した親方日の丸な公的組織よりよっぽどマトモな組織だったけど、流石に非合法活動部隊は金かかりすぎじゃね?と思ったり。
雪待
0
登場人物各々が心底疲弊していく感じが救いがなくて良い。2018/12/21