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内容説明
和穂は嵐の中を駆けていた。「さすがは雨師だ。せいぜい悪あがきをするんだな。」殷雷が面白そうに叫ぶ。和穂と殷雷は雨乞い専門の道士『雨師』を追跡していた。その雨師が、宝貝を持っているはずなのだ。ほんの少し前まで快晴だった天気が、どんな夕立よりも早く嵐に変わった。宝貝が使われているに違いない。雨師との対決の刻は目前に迫っていた―。素直だが芯は強い娘、和穂と土壇場で情に脆くなるお供の殷雷とが、地上に飛び散った仙界の道具『宝貝』を回収し終わるのはいつのことやら…。衝撃の中華風異世界ファンタジーシリーズ第2弾。早くも登場。