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内容説明
「どうか、どうか、どうか怪我にだけはお気をつけ下さいませ」「本当に四海獄ったら心配症なんだから」道士である和穂は、仙人になるための昇格試験を受けるところだった。お供は和穂の腰にぶら下がる、尋常じゃないひょうたんの四海獄。このひょうたんこそ、仙術の奥義を使って作成された神秘の道具、“宝貝”だ。試験課題は『ひょうたんの中に龍を生け捕る』事。和穂は師匠の龍華から学んだ仙術を使って、四苦八苦しながらもなんとか龍を捕らえることに成功した。ところが見事合格した喜びも束の間、新米仙人の和穂の身に、予想もつかない艱難辛苦が待ち受けていた。『食前絶後』で衝撃のデビューを飾った著者が放つ、新感覚の中華風異世界ファンタジー登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
25
中学生の頃ハマっていたラノベ。急に再読欲が高まったので、冬休みは積読消化の予定を変更。試験に合格したばかりのひよっこ仙人が、700以上もの欠陥宝貝を人間界にばらまいてしまい、その回収の旅に出る中華ファンタジー。ライトではあるものの、宝貝の欠陥や圧倒的に不利な条件から戦略を練り戦う様など、とてもよく考えられていて、今読んでも大満足できる内容。情にもろい刀・殷雷のキャラも良い。結構重い展開が続くのも、登場人物により感情移入できる。とりあえずみんなもみあげどうしたの?と聞きたくなるイラストも懐かしい。笑2021/12/28
ABCorenge
12
懐かしさとともに再読。中高生の頃、ラノベ読みまくってた中の一つ。中華風と謳っているが和風テイストな文章がなんとなく好き。2020/07/01
お萩
7
小学生の時友達が貸してくれたあの本、完結したのかな?好きだったけどタイトルも作者名も思い出せない...と、そのあたりの年に刊行されたラノべを総調べして発見。ザ・90年代のイラストが懐かしい...。記憶の中では和穂はもっと野暮ったいイメージだったが、設定では美少女寄りだったんだな〜。懐かしみつつ、全巻読もうと思う。2015/03/24
マッチ
5
10代の頃に夢中になった作品。うっかり売ってしまって、今更後悔して買い直しました。それくらい、今のラノベにはない魅力があります。文章も個性的で、ろくご節と言われたほどでした。テンポの良い会話、個性的で魅力的なキャラクター、練りこまれた展開。短編集の方は傑作と言えるものもいくつかあります。スレイヤーズなど、ラノベブームの時代にあって人気があった作品です。かなりオススメです!2012/12/01
でーたべーす
4
読み返し。戦略性、駆け引き、感動。どれをとっても一線級。なぜアニメ化しなかったのか…2012/05/07
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