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内容説明
「変わってねぇなあ」イアルの都でフェイロンはそう呟いた。十七歳の時に家出をして以来、六年ぶりの帰郷だった。彼は説教好きで強引な性格の兄、オルジェイにむりやり政略結婚させられそうになって家を出ていたのだ。「わぁ。人がいっぱいいるよ」目をしばたたかせる息子のユンファに笑いかけながら、フェイロンは兄がどんなに怒るか想像して苦笑いを浮かべた。結婚を嫌がっていたのに、子供まで連れて帰ってきたのだから。だが、どうしても帰ってこなければならなかった。イアルに大いなる災いが訪れようとしていたのだ―。騒ぎを引き寄せる男、フェイロンが巻き起こす、嵐の大冒険。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y
4
一巻だけじゃなんとも。掛け合いがそこまで面白いとは思えなかったのもある。ただ、読みやすかったかな。まだ序章なんだろうけど、結構ゆっくりと進むのね。先にカイルロッドの方読んだ方が楽しめるのかな?2024/08/20
マルタ
4
学生のとき読んだ。中国風のファンタジーもの。主人公が何年かぶりに故郷「といってもたしか王様の家庭」にかえり、盗まれた財宝をおう。だじゃれというお姫様、など魅力的なキャラクターが多い。
くさざと
2
ちょっと展開がゆっくりめかも?でも骨太な中華ファンタジーで様々な人間関係がみられておもしろいです。(6/10)2015/04/16
りん
1
冴木忍さんの文章が、とても好きでした。 この方の文章も、音楽だったな。 ダジャレ姫がお気に入りでした。 色気のない女性の色気は、妙にそそられる。 私って変態だわー。
水無月かなめ
1
主人公が不幸じゃないだとー! なんか今回の主人公はポジティブさんですね。変わりに主人公の身近にいる別のキャラが不幸を背負ってる気がするw2012/12/15