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内容説明
『ジングルベル』や『赤鼻のトナカイ』がBGMとなる季節。歳末商戦で賑わう街で、「ザンヤルマの剣士」矢神遼はイェマドの「遺産管理人」裏次郎に遭遇した。―現人類の愚かさを証明せんがため、ひとびとに超古代文明の遺産を分け与え、世に混乱と破壊をもたらす危険な人物。そして、遼に「剣」を与えた張本人でもある。今では完全な敵対関係にある二人。遼の身体に緊張がはしる。…だが、裏次郎の態度は、いつもの傲慢で冷笑的なものではなかった。「実は相談事というか、少し面倒なことが持ち上がってな―」そのとき、異変は起こった。―書き下ろし伝奇アクション・シリーズ、白熱の第五弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
クイックラック
1
再読。初めて読んだ時にはこの巻にでてくる遺産相続人が嫌いだったんよなあ。自己中心的で、自分の過ちも罪も認めずに責任から逃げて力を奮う。今回再読して学生時代の自分が潔癖だったことを知る(笑)大人になるとこんなヤツ意外と周りにゴロゴロいるもんなあ。今回読み返して見て丈太郎の屈折さ加減だったり、裏次郎のプライドだったりが透けて見えて面白い。前巻で「剣を使って人を救う」ことに成功した遼が今回も救おうとして被ったダメージとか、こちらも胸をかきむしられる。エピローグで泣いた。2025/07/23
雪待
1
クリスマスシーズンという事で再読。暗くて後ろ向きだけど前に進まなければ生きてはゆけぬ。今も本質は変わらないけど、あの頃はそういう時代だったのだ。2018/12/17
MNK2
1
新展開の導入部分にあたる本巻。導入部分の話は好きだが、全体の内容としてはあまり好きじゃない。2015/07/06
ファーリア
1
ここから新展開。あとがきのクイズ誰が辛いでしょう、全部正解だと思う2015/07/25
gayuu_fujina
1
物語的には、個人の暴走というローカルな枠組みから組織戦へと移行するターニングポイント的な本。2010/04/03




