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内容説明
「バカバカ、何てこと言うんだよ」「真実を述べたまでだ」「ぼく、どうしちゃったんだろ…二重人格になっちゃったのかな…」伊原美弦は勝手に喋る口をつねった。昨日からずっとこんな調子だった。憧れていた萌子先生と会ったあの時から、もう一人の誰かと身体の取り合いなのだ。「何なの、おまえは」「名乗ったはずだぞ。われは死神」「死神」かくして、気弱な中学生美弦と死神との奇妙な共生生活が始まった。しかしそれは、苛酷にして熾烈な闘いの、幕開けにしかすぎなかったのだ。ファンタジア文庫初登場の著者が放つ、新感覚のファンタジック現代アクション、今はじける。