富士見ファンタジア文庫<br> 銃と魔法

富士見ファンタジア文庫
銃と魔法

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829125410
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ギルバート・ケイン―エルフ。職業・刑事。愛称・ギル。自称・フェラーリの鷹。ウィルバー・オコーナー―ドワーフ。職業・刑事。愛称・ウィル。趣味・銃撃戦。アイロリッジ市警ウィリス分署のベテラン刑事コンビは、仲間の刑事たちとともにストリートギャング、ジャングルラッツの摘発を行なった。単純なチンピラ掃除のはずだった。しかし、グループのボス、マイク・ヒースを取り逃がしてしまう。それがまちがいの元だった。ヒースを逮捕しようとするたびごとにアクシデントに見舞われ、肝心のヒースには逃げられ、後に残されるのはとんでもない大騒動と負傷者。追いつめられたケインらに最後の切り札はあるのか。エルフ、ドワーフ、ゴブリンなど、ファンタジーの登場人物たちがコンクリートの街を疾走する、ドタバタ警察アクション。第五回ファンタジア長編小説大賞準入選作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シャル

6
いわゆる『ファンタジー』と洋物の刑事ドラマの融合体な作品。エルフとドワーフのベテラン刑事コンビが一つの事件を追ううちにドンドン雪だるま式に事態が悪化していきやがて……。とにかくその独特の世界観が魅力的である。異種族たちが存在する現代社会の社会問題や価値観の相違などをスパイスとして落とし込みながら、それを背景にしてくたびれた刑事の事件に追われる日常が展開されていく。そんな中での彼らの息づかい、生き様が絶妙な一冊だった。でも微妙にタイトルは詐欺というか肩透かしというか、そんな感じはある。2017/12/18

クローカ

2
ライトノベル。ファンタジー風洋モノ刑事ドラマ(?)。ファンだと公言しておきながらようやく読めました。デビュー作ならではの粗さ、90年代特有の、という言葉では現しきれない『古くささ』こそが魅力の作品。『洋モノ刑事ドラマとファンタジーの融合』という発想からして面白いのだけれど、しっかりとそのバックボーンを感じさせる筆力こそ素晴らしいな、と改めて。名作です。2010/05/20

1
およそ十数年ぶり…もしかして二十年ぶり?くらいの再読。エルフもドワーフもオークもゴブリンも、時代の波に流されてただの人になりつつある世の中を舞台にしたお話。やっていることはごくごくシンプルなアメリカTVドラマ風警察小説なのですが、登場人物たちがファンタジーでお馴染みの亜人種だったりするだけで途端にシュールな描写の連続に。どこまでも淡々とした筆致で描かれるお話は、惚けたノリが楽しいものの、銃撃戦やカーチェイスといった見せ場を用意しつつも何だか盛り上がらない印象であります。それからタイトルは偽りあり。星4つ。2015/05/12

まつだ

1
どっかで見たような刑事ドラマ。それもステイツの。加えてファンタジー。非常にアホである。2013/04/27

かんな

1
挿絵師が草彅琢仁さんだったので購入。結構この時代は挿絵で買っても外れが少なかった印象。ファンタジーと洋風推理が合わさった様な世界。しっぶいのにファンタジーなので、以外にとっつきやすかった印象でした。

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