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内容説明
「師匠、この依頼、絶対に引き受けてもらいます」おれは魔法使いメルヴィの弟子、カシム。おれの師匠ときたら、黙って立ってりゃ貴公子でとおるほどの美貌なのに、そのぶん性格が悪い。魔法は教えず家政夫がわりにおれをこき使いやがって…。師匠のバカヤロー！！―と、とにかく、ぶつくさ言う師匠を連れて《青の都》に来たのはいいけれど、そこはお家騒動のまっ最中。ところが謎の美女が現れて…。美女がらみとなれば師匠もやる気を出すはずなんだけど！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
12
（発掘再読）テーマは魔法世界の死生観かな。以前読んだ時は唯我独尊の師匠に苦労する弟子と思っていたが、改めて読むと学習しない弟子に怒る師匠なのかもしれない。2017/05/14
てんぱい
6
どの短編にも人の温かさというものを感じられた。人でない者も居たが。2014/05/16
MNK2
2
今回は短編集。短編ながらもしっかりと読ませてくれる。 銀の魔女はデビュー作。2017/05/25
Geo
2
君に吹く風は始めて読んだとき（小学生高学年くらい？）は号泣したっけ。 大魔法使い＝何でもできる人って言うわけではないって部分は、カイルロッドのイルダーナフと同じかな。2014/08/17
黒崎ディートリッヒ
2
依頼を受けたくないと駄々をこねる師匠、メルヴィを引き連れて依頼主の王子が暮らす＜青の都＞へやって来た大魔法使いの弟子、カシム。王家のお家騒動まっただ中で、謎めいた銀髪の美女が現れ、ならば美人に目がない師匠も依頼を引き受けてくれると思ったカシムだが？！ 大魔法使いの貴公子と、その弟子である少年の師弟の絆を描く異世界ファンタジー。メルヴィ、エルフみたいでカッコいいなー。と思いつつも、やっぱり(暗黒面を隠すためとはいえ)本性は性悪なプレイボーイ。だけど弟子想いな彼の性格は本物で、カシムとの師弟の絆を強く感じた。2014/06/30
