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内容説明
1969年、アメリカはいつ果てることも知れない戦争を続けていた。ベトナム戦争が多くの人間の運命を捩じ曲げてしまうことに気づかぬままに…。一アメリカ市民の義務として、ハリソン・J・シナーはベトナム戦争に参加した。が、ただの義務が彼の運命を大きく変貌させてしまったのだ。泥沼化したベトコンとの戦闘に疲れきった体を癒すまもなく、彼の所属する部隊に1つの命令が下った。それはソビエトが開発し、北ベトナム軍が使用している新兵器の破壊である。愚痴をこぼしながらも、ハリソンたちは新兵器がある場所まで移動をした。そして、―そこで見た物がハリソンを絶望と怨嗟の海へと叩き込むのであった。「虚空の剣」の杉山東夜美と上原尚子のコンビが送るハードボイルドアクション。