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内容説明
レマは旅を続けていた。かつて唯一自分をかばってくれたロニイの行方を追って…。雷神の御子を身ごもった巫子ロニイ。だが、一切の弁明を禁じられたため、彼女は故郷を追放されてしまった…。非力であった彼は、ロニイ母子を護る“力”を得るために、生命の危険も省みず、ある魔物を呼びだし我身に宿らせてしまっていた。吟遊詩人の姿で旅するレマが、途中立ち寄った“迷いの森”で、彼を待ち受けていたモノとは…?若き日のレマの冒険を描く「迷いの森のレマ」他4篇の外伝を収録した『雷の娘シェクティ』書き下ろし外伝集。期待に応え、ついに登場。
目次
迷いの森のレマ
海の都のシェクティ
巨人の邑のファリィ
流離の傭兵ラウニィ
西方の魔王ダーラ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クイックラック
3
3巻で怒涛の展開だったので、個別キャラの短編集というのがクッションになってて気持ちのクールダウンができた。1巻の序盤で残念な別れ方になったラウニィにもスポットが当たってて良かった。短編の順番が秀逸すぎてダーラの話では必ず裏切られる宿命を背負った孤独な魔王という構図に胸を締め付けられる.......ってそんなことしてる場合かっ、本編大変なことになってるのにっ! 早く次の巻に進もう2020/10/01
マサトク
1
しれっとシリーズ途中に入っているが外伝の一冊。あとがきによるとマーケティング的な要請だった由。なるほどではあるが。色々物語の隙間を埋める話なので(ダーラに何があったのか、とか)これはこれで読めてよかった。2024/12/04
洪七公
1
既読本1992/07/02
maddroid02
1
その時こういう話がありまして、の短編集。いまはこんな本の出し方できるだろか。外伝?ところどころにムーのにおい。オカルトテイストが懐かしい。 2018/06/02
deltazulu
1
短編集。かつて登場した人たちや、本編の補足エピソードが五編。ラウニィが出てきてくれたのは個人的に嬉しい。短編繋がりの登場人物もニヤリとさせられる。一番印象的なのは、ダーラが魔王へとなるお話しかな。強くとも孤独な姿が痛々しい。彼はどうなっていくのか興味津々。2009/08/09