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内容説明
雷神ズラドウラの娘シェクティと、吟遊詩人レマは、互いの秘密を聖都で打ち明けあうはずであった。だが、シェクティたちが聖都アル・カゼイナに辿り着いた時、既に妖魔三将軍による〈封印〉への攻撃が目前に迫っていた。緊迫した情勢の中、妖魔王の息子ダーラがシェクティに託した〈指輪〉が大神殿に波紋を巻き起こす。小さな誤解は、やがて大いなる悲劇へと育っていった…。ダーラ、レマ、シェクティ。それぞれの思いと前世よりの宿縁が、複雑に絡み合いながら、その姿を見せ始める。『月刊ドラゴンマガジン』好評連載中の人気シリーズ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クイックラック
3
レマもダーラも事を急ぎすぎて却ってシェクティを追い詰めた感のあった3巻。えっ、でもこの後どうすんの?呪文の詠唱と詠唱がぶつかる表現が良かった。この時代こういう遊び、というか生き残る為の特色を残そうとした作家さんたちのせめぎ合いが好きすぎる。しかし中学時代に読んでなくて良かった。沼と言うには深すぎるぞコレ(笑)2020/08/26
マサトク
1
この間の途中くらいまでは昔に読んだ記憶はあるな。いちいち言語設定から作ってしまう面倒くさいハイ・ファンタジー風味が良い。物語的には派手なシーンも多く、レマたち一行は危機を脱したものの、シェクティは昏倒し剣は行方不明といったところで終わる。はてさて。翻訳ファンタジーのような密度感はなくするする読めるから先を読むか…2024/11/25
maddroid02
1
当時と今を比べてみて、前世の因縁にこだわる人、最近はあまり見ないね。前世で恋人とか言われても、性別反転までしてたら「はあっ?」てなもん。チートの材料にもならん。今の私と過去の私のどっちが好きなのかとか、仕事と私のどっちが大事かみたいに聞こえる。当時は割と真摯に考えたもんだけど、今時の転生者はリア充過去もなくつらいばかりでさっぱり忘れたい対象っぽい。過去などどうでもいい時代。2018/06/02
deltazulu
1
すれ違いが生む悲劇か。怒濤の展開はまさに「運命の四日間」というべきだなあ。シェクティを中心にしながら、シェクティ以外の人が頑張ってたけど、さて彼女の心は何処にあるのだろう。2009/06/28