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内容説明
ある日、東京の四谷にある私立青葉台高校は“赤い狐”と名乗るテロリスト集団に占拠された。彼らは原爆を所有し、東京で開かれるサミットの中止を要求してきた。青葉台高校の生徒と都民を人質に取られた形になった警察は手を出すことが出来ない。テロリストが回答を要求した時間が迫って来る。その時一人の少女が立ち上がる。父が元傭兵で現在冒険作家であり、並の米国陸軍特殊部隊員よりも高い戦闘能力を持つ女子高生・羽場由香理であった。果して彼女はテロリストを倒すことが出来るのか?新鋭、樋口明雄が送る新感覚学園アクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y
4
テロリストが校内に侵入する作品って今はいっぱいあるけど、当時は新鮮だったのかな??と思ったり。どうやらライトノベルという言葉がない時代の作品の1つらしい。 ちょっとついていけず古臭くも感じたが、嫌いじゃない。 運良くこのシリーズ全巻2000円で揃えられたけど、絶版なっていて電子書籍もないから今後どんなストーリーが展開されるのかわからん2024/09/14
えびちり
3
実家の本棚から発掘。まだライトノベルという言葉がなかった時代のファンタジア文庫です。いきなり学校がテロリストに占拠されたらどうなるか。ミリオタな女子高生が生徒を率いて大活躍。まだ萌えという言葉もなく、女子高生はいまいち可愛くなく、たくさん出てこず、恋愛対象は一対一というのがなんだかすごい新鮮でございました(笑)。 登場人物はどっかタガが外れていて、超安価で作った生徒たちのパワードスーツまで乱入という素敵娯楽作品。よく考えると「えー?」と思う部分もあるけれど、頭空っぽにして楽しむのによし。あ、褒めてます。2016/09/14
NSatonaka
2
授業中の学校にテロリストがやってきたらどうするか? 武器をうばってぶっ倒す! そんな妄想をそのまま形にした作品。登場人物のほとんどはどこかしらぶっ飛んだ性格で、展開もぶっ飛んでる。しかしそこが良い所と言うか。ウダウダ考えることなく素直に楽しめる作品だった。2012/11/14
亮人
1
シリーズの第1巻!高校が武装テロリストに占拠されて原爆まで持ち込まれる!それに対抗する高校生たち!という学生の妄想を具現化させたかのような90年代ラノベ! 面白かった!主役の女子高生が、元グリーンベレーで冒険小説家の父に鍛えられたとはいえ、強すぎる!ガンガン敵を銃撃していく!?しかも所属の映研では、実戦可能なパワードスーツまで作っているとか!楽しすぎる!ドタバタだけどアクションが熱いし、色々な人物が一点に収束していく展開もいい!こういうエンタメ全振りがいいね!2025/09/06
G.G.
1
いやもう読んでる間は笑いが止まらなかった怪作/快作。少々話が粗っぽくて雑な部分もあるけれど、そんなことなどお構いなしに強行していく様はどうしようもなく痛快! 押井版うる星やつらっぽい登場人物、決して手を抜かない銃器描写、そして第9地区を予見したかのようなパワードスーツ戦(違)など、野蛮な楽しさいっぱいのボンクラアクション。娯楽作ってのはこうでなくっちゃ! あと地味に伝説の東映特撮「ガンヘッド」リスペクト成分入ってないか!?www2011/02/23