富士見ファンタジア文庫 七人の武器屋―ラストスパート・ビギナーズ！

大楽 絢太【著】

富士見書房（2007/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 317p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829119587
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「この剣を、守ってくれ。アトラへ向かう方法を探せ！マーガス」なんだこれ？オレは、剣の包みから舞い落ちたメモを手に、途方に暮れた。マーガスは、前人未踏領域探索キャラバンに参加している最中のはず。郵便物なんか送れる状況じゃないのだ。しかもこの剣、まさか本物の―！？オレは、「それ」を慎重に包み直すと、イッコ姉さんの家へと急いだ…。究極すぎて開店できない新生エクス・ガリバーに、伝説中の伝説の聖剣が届けられて巻き起こる大騒動。マーガス、アンタが指名手配犯って、間違いだよな！？青春経営ファンタジー、最年少オーナー・ケンジが心を燃やす第二部開始編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

再読。第二部開幕。あの別れから約1年、ノースエンデにレンジャーとして修行に旅立ったはずのマーガスから、聖剣が届けられるところから始まる話。今回も面白かった！ ケンジ視点で物語が進んでいくっていうのが良いですね。ケンジの年相応な可愛らしい部分が分かるだけじゃなく、物語にこれまでとは違った新鮮さも出てくるので読んでて楽しかったです。マーガスの指名手配、追われる6人、聖剣にとり憑く美少女と今後どうなるのか全くわからないワクワク要素があるのも見事。素晴らしいスタートになったんじゃないでしょうか。次巻も読みます。

2015/10/19

[ruslan]

イッコとマーガスを欠いて5人で武器屋 再建を目指すも各々の事情で解散寸前のとき、マーガスが聖剣を盗んだ報せと共に その聖剣が送られてくる▼おもしろい！なんでこんなに面白いのか。キャラが自動で動くような 正直だからかな？みんながみんな生きていたら、変わっていくことを止められない。その中で「七人の武器屋」として居るための楔役をしていたマーガスが今巻でケンジに。結末を探す。

2019/03/07

[鑑真＠本の虫]

第二部開幕。 ここであえてのケンジ視点に変わり、建て直したものの究極過ぎて開店できなくなったエクスが描かれる。 物語の開幕は、あれから約一年後。 エクスのもとに、ノースエンデにいるはずのマーガスから聖剣が届く。 それは騒動の序章。 今こそ、再びエクスの仲間を信じる気持ちが試される。 この歳月の末の結果で一番驚いたのは、五人の身辺状況の悪化だろう。 まさかここまで窮地に追いやられてしまうとは。 果たして、再び七人で武器屋を運営していけるのだろうか。 そして、マーガスはどうなったのか。 続きが気になる。

2014/10/23

[nais]

第二部も面白い。ここであえてケンジ視点とはやられた。

2013/12/27

[ジュン]

マーガス……とうとう詐欺で捕まったか……。誰に水を売ったんだ?国王か?魔王か?そう言えばこのシリーズには魔族とかそれっぽいのはいないなぁ。マーガスがいないと、なんか本当にハラハラしました。多分一番ハラハラした巻です。

2012/11/10