- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
それでも、僕はやらなくちゃいけない。物部景は、何度その言葉を繰り返しただろうか。中学の時、駆け出しの悪魔使いとして動き出してから、水原という相棒を得て、葛根市にその名を轟かすウィザードと呼ばれるようになった後も。なぜ、彼は戦い続けるのか?幼い日の梓との思い出、その後の独りぼっちの戦い。仲間と呼べる水原や千絵の休日の様子。そして、全ての始まりを齎した三人のBたち―。景を形成する様々なピース、そして彼を取り巻く様々な個性的な人々のピース。それらが集まり重なった時、知られざる、もうひとつの世界が見えてくる。景たちの素顔を描いた短編集。未収録だった幻の『逸脱』も加えて登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
12
短編集。1巻の敵側視点の物語だったり景と梓の子供時代のエピソードがあったり水原と千絵の休日の話だったりと短編集だからこそできる構成ですね。とりあえずいえる事は水原も景も女性に振り回される定めを持っているという事か笑 プロトタイプのDクラも面白かった。本編の補完としては十分な出来な短編集でした。2014/07/08
椎名
7
過去話や裏話をメインとした短編集。細胞側の話から幼少期を王国で過ごしていた景と梓、まだ未熟ながらに命がけで戦っていたウィザードの姿まで見れたのは嬉しい。保護者役として全体を纏めている水原や、梓が景と破滅街道まっしぐらにならなかった本編である「Dクラッカーズ」を作り上げたといっても過言ではない知恵の存在の大きさを再認識。破滅ルートも見てみたかったのは間違いないが。梓に振り回されても何だかんだ幸せだった景が見れて良かった。2014/11/26
晦夢
7
短編集。色んな時系列で色んなキャラにスポットを当てていて楽しめた。Dクラッカーズのパイロット版も収録されてて、本編とは一味違うDクラッカーズが楽しめた。千絵って重要だったんだな〜wあとビビりまくりの景もよかったな。景にもあんな時期があったと思うと可愛いw2014/04/24
nas
4
ほんとに短い話が詰まってるのがいいな、読みやすい。本編だとあまりない軽さとキャラの魅力も出てるし2020/10/16
チチーズ
2
本を開いてすぐの、500円を見つける絵がカワイイ。この短編集のハイライト。2013/05/21