富士見ファンタジア文庫 ＢＬＡＣＫ ＢＬＯＯＤ ＢＲＯＴＨＥＲＳ〈Ｓ３〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集

あざの 耕平【著】

富士見書房（2006/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 332p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829118818
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「ジローさん、株やってたんだー」「…ギク」「さっすが百年以上生きてる古血（オールド・ブラッド）。ただの剣術バカじゃなくって、生活設計も考えてたのねー。株で大儲けしてビバ優雅な生活、のハズだったのよね…！？」「ミミコさん、聞いて下さいっ。ケインが絶対に損はさせないというからっ」「自分のお給料全部つぎ込んだあげく、丸損した言い訳がソレ！？世の中そんなに甘いワケないでしょうがぁっ！この経済観念破綻吸血鬼っ！！」人間（レッド・ブラッド）と吸血鬼（ブラック・ブラッド）のトラブルを処理する調停員・葛城ミミコと、その護衛・望月ジローとコタロウの兄弟。生活密着型から大規模犯罪まで、色んな事件を扱う彼らに安息の日はないっ！？新感覚吸血鬼ストーリー、労働と努力の短編集第３弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

ミミコが調停官として活躍できる最後の短編集。サユカには酒を飲ましちゃいかんな笑　さりげなく前作のネタを使ったりと相変わらず好きにやってますがジロー達の過去話だけはかなり重要な要素を持ってますね。世界で最も大きな戦争が起きる原因の一つだったあの事件が吸血鬼と人間社会にどのような影響を与えるのだろうか。やっぱり過去話が一番面白いし色々気になる。

2014/09/18

[じお]

★★★★★　再読。必殺技を編み出そうとするコタロウから、宝くじに狂喜乱舞するミミコ、バラエティに富んだエピソードを収録した短編集第３巻。面白いです、本編が破滅に向かって待ったなし、シリアス一辺倒になりつつある中、貴重な、ジローがコタロウに与えようとした最高に楽しい日常が見られる宝物のような毎日が嬉しいやら楽しいやら、切ないやら。ゼルマンの抱える深い闇、それがぶっ壊れサユカで中和される罠。クラッシュレンジャー…司令官ウミーノ字面面白すぎるだろ…ｗ、ブラックって誰だ、やはり水原…いや甲斐？→

2025/06/23

[ナカショー]

ミミコの調停員としての勇士が見れる最後の巻。宝くじや給料日に一喜一憂と中々にシビアな生活をしていて笑いました。後半は一転してクールなジローとカーサが拝める過去編。歴史上でも起こったあの大事件。吸血鬼の世界ではどのような影響をもたらすのか気になるところです。

2020/11/05

[晦夢]

最後の短編のジローがカーサのタバコに火を付けるとこカッコよすぎる！！

2013/12/28

[紅羽]

ミミコが調停員として活躍する最後の巻。ドタバタなノリでサクサクと読了。今回は過去編が際立ってました。やっぱりカーサはカッコいいなぁ…。

2015/09/19