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内容説明
「兄さん!駄目だよ!それ幽霊だよ!声かけちゃ駄目!情けかけちゃ駄目!兄さん、人がいいし純情だから、コロリと騙されちゃうよ!ほっといたら、同棲とかしちゃいそうだよ!」霊体物質化能力をもった“死にたがり”少年の蛍。もうすぐ夏休みだというある日、蛍のアパートに、妹の傘が現れた。傘には、彼に取り憑く浮遊霊ユウが見え、しかも、傘とユウの相性は最悪!さらにその夜、蛍は、強力は霊力を持つ、鈴音の姉・深螺に呼び出される。蛍は以前、彼女に「痛くもなく、苦しむこともなく死ねる方法、ありますよ」と言われたことがあり…。ファンタジック・ゴースト・ストーリー、波乱含みの第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバサ
8
生きるって素晴らしい。どんな辛いことがあっても生きることは尊い、そう思わせてくれました。蛍も口癖の「ああ、死にてぇ」が言えなくなって困るのかなんか笑えた。新しい台詞はどうなるのか楽しみ。今回は蛍の死にたがり真実だったり、この物語の黒幕が動き出したりと、着々と終わりに進んでいて悲しいな。終わるならみんなが笑っていられるハッピーエンドが良いなぁ。2016/07/20
半熟タマゴ
5
鈴音視点だと深羅さんにあまりいい印象を抱かなかったのだけど、実は妹想いの優しい人だったんだなと。赤面症なとこも普段とのギャップで可愛いし。個人的にお気に入りのキャラ。今回で蛍の死にたがりの真実がわかってぐっと面白くなってきた。そろそろユウの過去がわかるのかな。次巻が楽しみ。2012/06/19
王蠱
3
最終巻まで読んでからの感想。「死にたがり」の理由がかなり重い、というか一人の人間が背負い込むには酷すぎるものだと知った時のショックは読み手にしてもかなり大きかった。こんな理不尽を突き付けられ、それでも自分を見失わないでいられる蛍はいろんな理由があるとはいえそんじょそこらの物語の主人公なんかじゃ比較するのもアホらしく思えるほど「強い」存在なのだろう。2012/02/10
あんこう
2
しばらく(5,6年)読み進めてなかったマテゴ! 最初からハーレムで飛ばしているのに、うらやまけしからんとはならずに気の毒に……ってなるのも珍しい。お待ちかねの深螺さん登場(0を読んでいるので存在を知っていた)で嬉しかったですね(マテゴで一番好きなキャラです)。アホみたいな文章の中で、時たま心を穿ってくる手腕が素晴らしいです。伏線を撒き散らし回収しながら進むストーリーも好きです。個人的にはイラストのキャラは少し子供すぎるかな、ということで脳内で勝手にキャラ像を構成しながら読みました。続きもそのうち読みます。2018/11/22
天条 光
2
式見蛍の死にたがりの真実、「死にてぇ」という言葉に秘められた意味。そして、霊体物質化能力が式見蛍に存在すること。そう言った、式見蛍に関することが、今までの伏線が全て公開された感じでしたね。そして、何より妹が何の連絡もなしに現れた理由が分かった瞬間は辛かったけれど、それ以上に……まぁ、この先は読んでください、たぶん、その方が共感が強まるでしょうから。……で、特に深螺。つまり、鈴音の姉に対する印象が二転三転しましたが、最後は「あぁ、この人出来ることは出来るけど、妹に関することだと上手く出来ない人」になりました2015/05/19
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