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内容説明
「レイフォンに関係することだよ。君に災難が降りかかろうとしている」汚染された大地の上に点在する“自律型移動都市”のひとつ、槍殻都市グレンダン。そこでレイフォンの帰りを待つリーリンの前に突然銀髪の青年が現れた。彼の言葉に対し、リーリンは身体の震えを抑えることができなかった…。一方、学園都市ツェルニではレイフォンたち十七小隊が偵察隊を命じられ、廃都市に赴くことになる。同道する第五小隊長・ゴルネオはなぜかレイフォンに敵意ある視線を向ける。過去の事件に躓くレイフォン。しかし、それを支える存在となるのは―。最強学園ファンタジー激震の第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
21
途中で挫折したけどまた挑戦。何故グレンダンを追放になったか詳細が判明する。天剣になりたい奴が闇闘技をして金を稼いでいた主人公に天剣を渡さないとチクると脅迫。その結果。。。大衆の面前で相手を斬殺そうとしやがった、、、相手が中途半端に強過ぎて殺し損ねて主人公は追放される。それはまるでグレンダンの戦闘技術を他の都市にバラ蒔くかのように。その主人公が殺し損ねた同門に汚染獣を憑依させて駆除した天剣のルッケンスのゲスさにドン引き、、主人公の幼馴染にも何か秘密があるようだ。2021/02/13
神太郎
8
少しずつだが、レイフォンが何故、天剣授受者でありながら裏試合に出ていたのかという過去や、グレンダン方面の話が少しずつだが、見えてくる。廃都市で出会った「都市の意識」とはどんなものなのか。色々と伏線がはられつつという感じ。2012/04/17
いくら丼
6
なんかこう、疲れたので手に取りました。何だか、ううん……1巻や2巻と比べ、読書体験の密度が落ちてしまった。せっかくの作品を無駄にしてしまった気がして、何となく悲しい。来月は小説に注力しようかな。その時間が必要だ。一般の人たちと隔絶した戦いを真剣にするキャラを見ていると、良い刺激になる。私も私の戦いに真剣であろう。現実では中々……自分のフィールドに没頭する人って、その戦いの外に時間を割かないので、会う機会少ないんだろうな……フィクションの刺激も貴重だ。2022/06/08
maito/まいと
6
リーリンがついに動き出す中、過去の因縁と向かい合うことになるレイフォン。もっと先になるかと思いきや、結構レイフォンに容赦なく課題をぶつけてくるんだな、この作品(苦笑)レイフォンがどこか達観している(自分へのこだわりや執着が薄いのが実際なんだろうけど)が故に危ういということが垣間見えた反面、「そりゃそうだ、学生だもの」という声も出てきそう。求められている役割以外の何か、レイフォンは見つけられるのだろうか。そして電子精霊(らしき動物?)がツェルニ以外にも登場し、この“世界”の謎にも焦点があたっていきそうだ。2009/02/04
梅みかん
5
グレンダンには謎が多く、レイフォンも不思議な存在と出会い、ますます面白くなってきた。2016/06/15