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内容説明
富永君はいつも突然だ、と思っていた。その目は私を見ていない。いつもどこか遠くを、見ている。そう、せつなく思っていた。彼が何を見つめているのかなど、まるで知らないまま―。富永龍太郎という強くて寂しい目をした青年に恋をして、彼の孤独と絶望、そして温かさに触れ、笑顔で頷くばかりだったナミが、少しずつ変わっていく。私はこの人を強い風から守りたい。たった一人で立っているこの人の支えになりたい。この人のために、魔法を遣いたい―。情緒豊かな街・長崎で、魔法が苦手な魔法遣い・ナミと、彼女の大切な仲間たちが行く、それぞれの坂道。その坂を登り切れば、輝く海が見える…。
感想・レビュー
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