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内容説明
「えへへー、初めまして!ボク、ホリィ!」つぶらな瞳の少年は、めちゃくちゃ朗らかに自己紹介をした。こ、こんなヤツなの?エクスのオーナー仲間・ノンの結婚を延期させ、大聖堂サンク・マリカの最上階に無理矢理住み込んだ超ウルトラ厄介者は。オレたちより、オコサマじゃないか!ていうか、そいつにのんきにカレーよそってる場合じゃないだろ、ノン!!しかも、フラン中の店を買収したいだなんて、とんでもないよ!!!ようやく武器屋の経営が軌道に乗ったと思ったら、今度はのっとり騒動。経営って、こんなにタイヘンなの。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
23
再読。シリーズ第二弾はみんな大好きノンちやんが、まさかまさかの人妻になっちゃう話。メインキャラの一人が、シリーズ序盤で人妻になる(しかも相手は新キャラ)とかすごく珍しい展開だったのでよく覚えてます。ノンの旦那は実はイケメンでしたというオチも含めて、キャラの個性が爆発したいいお話だったと思います。個人的に一番面白かったのはミニィちゃんの残像拳でしょうか。修学旅行に行って残像拳を得るヒロインなんて、世界広しといえどもこの作品だけでしょ笑 このノリはやっぱり最高やね。次巻も読みますよ。2015/10/17
のれん
12
みんな拘りがあって、それにより生まれる悩みも欠点も楽しさで乗り越えていく。 それこそが本作の魅力であり、作者含めキャラの原動力となっている。 タイトルに合わせるなら、序盤でメインキャラの女の子が部外者のイケメン新キャラ(しかも超優良物件!)と結婚するなんてありえない。それぞれの進路を考えた別れを提示するのに彼らは全力で仲間の利益に応える。友情という概念の一つの答えだろう。 バトル描写は拙いが、修学旅行で覚えた残像百裂拳や一発ぶっ壊れバスターソードなどアイデアは良く、それに応える挿絵も見事。 自由なラノベ。2021/03/17
梅みかん
9
ボンボンもあそこまでいくと、厄介度合いがハネ上がる。勝負の付け方が盛り上がる感じでいい。そこから、大勢の前での即席結婚式っていうのもエクスらしくていい。デクさんは意外性の塊。2020/11/13
光心
4
1巻を読んだのが遠い昔で、タイトルが気に入っていたのを思い出して2巻を読んだ。まさに“ライト”ノベルという感じで、昔のラノベってこんなだったよなぁ、とかちょっと懐かしくなったりした。くっだらねぇことを面白いと思えたあの頃の気持ちが少しだが帰ってきた気がして、面白かったなぁ。 個人的に好きなのは遅れて登場したミニィちゃんです。俺の記憶の中には欠片も彼女のことは残ってなかったけど、完全に別次元の女の子になってないか?w あとがきでも書いてあったが「誰もが自分らしい」話というのは納得だった。こういうの良いよなぁ2016/06/20
鑑真@本の虫
4
シリーズ二巻。 今回は、ゆるふわ癒し系・ノンの結婚式と買収騒動。 メインキャラの一角が一巻で結婚宣言をし、二巻で結婚式まであげてしまう作品は、私の知る限りないが、だからといって珍奇にはならず、むしろ物語の主題たる「成長」と「マーケティング」を深化させており、その構成力には感嘆をあげるばかりである。 それを置いておいても、実によい結婚式だ。 七人の関係性や結束などの面で、一筋縄ではいかないが、それが奇をてらわず、王道の良さを醸し出す結果を生んでいるこのシリーズは、間違いなく今年度一のオススメシリーズだ。2014/10/16