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内容説明
いつもそばにいた彼女を失った。共に戦った仲間ももういない。相良宗介はただひとり、東南アジアの街ナムサクを訪れた。この街でAS同士の闇闘技会が開催されるという。宗介はバトルに参加するため、弱小チーム『クロスボウ』の操縦士を志願した。整備士兼オーナーのナミや、気のいいフランス人ルポライター、レモンたちとの思いがけない穏やかな時間。だが、平穏の中でも、宗介の闘志は消えはしなかった。あの場所へ。硝煙渦巻く戦場へ、再び宗介は向かう!「大切なものを奪われた。だから俺は絶対に取り戻す」思いを胸に―。今、反撃の狼煙が上がる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
70
ソースケが再び戦いに身を投じる姿に感動した。ナミとの日々をもっと見たかったな。2010/01/27
海猫
48
雌伏編というべき内容で主人公が徹底的に精神的肉体的にも追い込まれ苦戦続きでジリジリした展開。次巻くらいからラストに向かってスパートに入ると見たが、さてさて。2011/03/29
佐島楓
35
舞台を異国に移し、続くソースケの闘い。彼のことをようやく男前だと思えるようになってきました。早くかなめと再会させてあげたい! 次巻へ。2015/12/21
芳樹
33
【再読】「彼女を連れて帰る」その一心で孤軍奮闘する宗介の姿が描かれる今回。ある思惑から東南アジアの街ナムサクでAS同士の闇闘技会に出場しようとする宗介が、新たな出会いを経て”アマルガム”へと迫っていく過程が実に熱い、まさに「ワン・マン・フォース」の今回でした。”アマルガム”へ肉薄するも決定打を得ることなく負傷してしまった宗介はこれから度動くのか。続きが大いに気になるエンディングでした。2024/01/27
じお
15
★★★★☆ 再読。アマルガムを追うため宗介は以前聞いた噂を頼りに東南アジアの片隅の町を訪れていた、装甲騎兵のシリーズ第8巻。むせるが面白い、宗介の孤独な戦いを通して改めて主人公たる彼をじっくりと描き出すストーリーの熱さがたまらないです。スペシャリストで一流の戦士である凄みと、冷徹な機械になりきれず感情で動くただの男、そして根底にあるかなめへの想い、ズタボロになりながら戦う姿はただカッコいいです。また作者の趣味が反映されているだろう量産機の傑作サベージ大活躍も見どころですね。→2021/08/31