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内容説明
襲いかかる吸血鬼たちをなぎ倒し、赤き旋風は舞い降りた。の、だが…。「狼藉者ども。この『銀刀』が相手です!」「だぁぁっ!爽やかヒーロー風に登場したからって許されると思うな!そもそもジローさんが遅刻したから、ピンチに陥ったんでしょうがっ!!減俸の上、窓ふき、風呂掃除の罰則適応よっ!!」「ああ、そんな殺生な!」「黙んなさい!この役立たず吸血鬼!」人間と吸血鬼のトラブルを処理する、調停員・葛城ミミコは悩んでいた。最近、雇った護衛―『銀刀』の異名を持つ伝説の吸血鬼・望月ジローと、その弟のコタロウ。彼らが来てからあたしの不幸指数、メキメキ上がってるんじゃ…!?新感覚吸血鬼ストーリー、血と汗と涙と労働の短編集登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
14
短編集という事で本編と違って軽めの話が多いです。本編ではできないようなコミカルな雰囲気は短編集ならではですね。 文明の利器に壊滅的な弱さを持つジローはなんか可愛いなw ミミコの同僚たちもそれぞれ残念な人ばっかりで本編のシリアスさが嘘のよう。銃器に日本刀も入ってるバウワウ卿の中が不思議空間すぎる。次の本編はどうなるのか楽しみです。2014/09/10
じお
7
★★★★★ 九龍の血統とのひと悶着を終え、ジローがミミコの護衛となり同居生活を始めてからのドタバタながら平穏な毎日を描く短編集の第1巻。面白いです、ギャグのお約束としてだからしょうがないが同パターンの話を三回連続はちとアレだが、ジローのポンコツ護衛っぷりなどがキャラの解像度が上がる無駄話はまぁ個人的にはアリ。アリス時代はカーサ達がいたからポンコツが露わになっていなかっただけなのか、それともミミコだからぞんざいに扱われているのか。後者であってほしくはないが…、というか拐われすぎだろw→2025/06/18
紅羽
5
ジローやミミコたちの日常がコミカルに描かれる楽しい短編集。漫画で読みたいかも…。吸血鬼と人間の共存生活。明るいトーンのお話ばかりですが、薄氷の上に立っているような危うい部分が見え隠れしているようにも思えます。2015/09/18
晦夢
5
短編集。ミミコ、ジロー、コタロウの日常。笑わせてくれる中、ちょっといいシーンがあったりして、よかった。2013/12/14
みどり
3
先に本編を全部読んでしまったけど、出版順に、たまにこのショートストーリーを読んでもよかったな。ショートストーリーは日常を切り取っているみたいで、気軽に読めて楽しい。2017/04/22
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