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内容説明
待っていたよ―きみを。僕は微笑む。僕の心臓を剣で貫いた、対天使兵器の少女に。それでも死なない僕に驚く、サクヤと名乗った彼女に。それから、用意していた台詞を囁く。「僕と恋愛をしよう。世界を救うために」ある日突然始まった、世界滅亡。“天使”と呼ばれる謎の存在が、人も街も壊してしまうのが、今の現実。そして、世界滅亡をふせぐ方法はただひとつ。とある事情で不死身の僕、椎堂密が、相思相愛の相手に殺されることだけ。僕は待っていた。僕は殺しに来るはずの、対天使兵器のことを。僕の“本当の望み”を叶えるためには、その力が必要不可欠。だからサクヤに恋を囁く。『僕を殺したいだろ？』と繰り返す。彼女を縛りつけ…利用するために。殺すために恋をして×死ぬために愛し合う―これはそんな風に、世界を救おうとする恋物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PSV
25
にゃみ可愛いよにゃみ。てか、にゃみ可愛いよにゃみ。借本。たまには、こういうバリバリなラノベを読むのも良いね。設定からキャラクタまで、もう１００パーセント純正なライトノベル。てか、にゃみ可愛いよにゃみ。今巻は『０巻』てことで、設定の説明とかキャラクタ紹介で費やした感じ。それにしても、唐突に訪れる別れ、というか死の描写が凄まじい。まあでも、にゃみ可愛いからいっか。 ★★★☆☆ 2012/12/14
柏葉
5
なるほど読者投票で1位をとるだけあって面白い。天使という異形の化け物が地球の各地を襲うようになり、ラグナロクが間近に迫る。そんなラグナロクを呼び起こした少年と、彼の周りの恋愛話。 大いなる悲劇と力を負いつつ、普通の学生生活を送ろうとする主人公が厨二っぽくて素敵。男女の恋愛が、女の子からの一方通行ハーレムではなくちゃんと描かれているのも好感度まる。これからどんな恋愛模様が描かれるのか楽しみである。2014/10/25
ろびん
4
淡々と世界の終わりに向けて進んで行くかと思えば最後の最後でラブコメに。まさかの一冊盛大なプロローグだった……。2017/08/18
あおいたくと＠灯れ松明の火
3
途中で止まっていたので再読開始。完全に始まりは0の表紙買いだった気がする。密の語り口の読みにくさがこんなはずでは状態だったけど、だんだん面白くなってくると気にならなくなり読了。サクヤが可愛い。次も早めに読みます2013/07/22
kei
3
久々に再読 セカイ系と今は少なくなった追い詰められるタイプ主人公が主役のお話 これはまだまだプロローグなんだけど このお話のセンチメンタルな部分はこれくらいが一番好き 個人的に耐えられる厨二の限界 入れ子構造がしっかりとはまるシナリオと感情移入させるレベルのキャラ描写 これだけでも一篇のお話としては十分なクオリティ2012/05/16
