富士見ファンタジア文庫<br> BLACK BLOOD BROTHERS〈2〉特区鳴動

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富士見ファンタジア文庫
BLACK BLOOD BROTHERS〈2〉特区鳴動

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829116715
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

漆黒の夜に刻まれた、赤い―赤い姿。調停員・葛城ミミコは、彼から目を離せなかった。だって、笑っていたから。『銀刀』を片手に、同族の血に染まり。牙をむき、吸血鬼そのものの姿で。「これはデモンストレーションなんです」ジローは、酷く優しげに微笑んだのだ。間違ってる―と、叫ぶことは簡単だった。けれど。ミミコにはわかった。もう、何を言っても、彼に届かない。人間と吸血鬼が共存する世界で唯一の場所・特区。だが吸血鬼の兄弟・望月ジローとコタロウの上陸で、平穏は破られた。香港聖戦の英雄・ジローを巡り動き出す、策謀の数々。人間と生きることを望むジローは、ある決断を下すのだが!?過去の因縁と現在の思惑が、未来を揺るがす!新感覚吸血鬼ストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

22
兄弟が特区で住居を探す回。銀刀のネームバリューの悪影響と吸血鬼、人間両サイドの思惑が絡み合い特区に入って早々トラブル続きな彼ら。ジロー、ミミコもお互いの優しさのせいですれ違いが生じたりとストレス多めな内容ですね。まぁ次の爆発に向けた溜めの回なので仕方がないのですが。新キャラも一気に登場した事で話の密度もかなり上がってきたしこれからも楽しみです。吸血鬼作品なのにこのむさくるしさはありやと思うよ笑2014/09/09

じお

11
★★★★★ 一応再読。特区に無事招かれたジローとコタロウ、そして彼を連れてきたミミコの三人は最高の毎日を送るためにまずジロー達の家を探すことに、だが香港聖戦の英雄「銀刀」の名は重く、それぞれの派閥の思惑が絡みあう、キャラ倍増の第2巻。面白いです、初読の時はキャラクターが出すぎて、特に会議してるオジサンたちが把握できなかった思い出、陣内の立ち位置が不明なのが悪い。ミスリードもしくは伏線が結構仕込んであるなとも。◯◯殺しのくだりは、完全に騙されてました。→2025/06/17

のれん

11
保護者の立ち位置でありながら、衝動と理性両方に追い込まれてるのがジローの特徴だろう。 超然としながらも、その実崖っぷちな等身大さが吸血鬼という人間に近いモノという魅力にベストマッチしてる。 バトル描写よりもゴチャゴチャした強キャラが一堂に会するのが面白いというのも、この作者のいつもの感覚。 やっぱこの策謀だらけでどいつもこいつも腹に一物仕込んでる感が良い。 でも今作格闘描写が多くて、後の作品から見るとなんとなくそこら辺は拙さが見える。大物作家での努力を見て歴史を感じる。2021/08/11

晦夢

9
いよいよ本格始動と言ったところで、重要そうなキャラがどんどん出てくる。銀刀ことジローのネームバリューは凄まじく、どこに行くにもその弊害を受ける。色んな人の思惑が絡み合ってすごくいい。それにしても1巻からここまでまだ2日も経ってないとは、中々密度の高い内容となってる。次巻以降もどんどん加速していきそうだから期待。2013/12/01

rainmaker

7
「斬って斬って斬って斬って。それでも狂気は去らない。それでも悲しみは埋まらない」/BLACK BLOOD BROTHERS2巻目。特区鳴動。ジローの過去の盟友、強敵が顔を出す今巻。過去からの因縁、繋がりって大好物なんですよね。今回は溜めの巻なので、この溜めの分、次巻はあとがきのとおり派手になるので、すぐに次巻へ。2016/07/02

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