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内容説明
赤き騎士は、ふと目覚めた。だが、頭の中に白い靄でもかかっているようで、何も思い出せない。手には鞘の無い剣。辺りは静まり返り、花の甘い香りが微かに漂っている。(斬らなければならない―)ふいに強い決意が胸をつく。誰を?なぜ?その時、男は壁に刻まれた名前を見つけた。「…ノヴィア」騎士―ジーク・ヴァールハイトは一人立ち尽くすのだった。霧深い古城。レオニスの刺客によって、ジークとその従士ノヴィアは離れ離れに。しかも、お互いに記憶を失って…忘却の果てに二人が辿り着くのは!?追憶が遠い過去を呼び醒ます―。書き下ろし大巨編第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キーツ(Nob Arakawa)
9
2/3ほど読み進めてたのに何故か放置してたんで最初から読み直して2日でフィニッシュと言うよくあるケース。レオニス側に新キャラ登場もこれまた曲者ばかりで盛り上がる事必至。キャラ能力の設定上じれったい展開になりがちではあったが焦らしプレイも悪くない。作者の罠にまんまと釣られてやったクマーっ!てなわけでシリーズ残りをとっとと片づけることにする。2017/03/20
なしかれー
4
シリーズ5作目かな?。今回の刺客の記憶を操作するえげつなさ、打破するのに全てを疑わなければならない状況に、もう逃げていいよー。と言ってしまいたくなる。トールとアリスハートの関係は微笑ましく、対照的にレオニスとノヴィアの関係はどうなってしまうのかとドキドキ。力を放棄するのは難しいものだなと感じる一冊。2013/06/15
ken-chang
2
既読2024/02/29
紺
2
本当にこういう話は苦手なんです、精神に直接くるやつは。読書傾向として、必要以上に感情移入しちゃうからダメージ大きいし・・・。相変わらず冲方先生の作品は向き合うと手痛い目に会うな。本人が作品を精神の血の一滴と名称するのも分かる気がする。2012/09/07
佳蘋(よし)
1
再読。王道。