富士見ファンタジア文庫 愚神のために恋歌を―ジェスターズ・ギャラクシー〈４〉

新城 カズマ【著】

富士見書房（2004/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 259p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829115947
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「血に餓えた集団」「帝国史上最悪の凶剣士」と不名誉な噂ばかりの“銀河騎兵”ども。当の奴らは、そんな世間の噂もどこ吹く風。目下の関心は、呑気なことに鬼の副長ベレズのことだった。このところ姿が見えない副長の謎に話題は集中。今日も非番だというのにどこかへ出かけてしまったらしい。まさか、あのベレズに恋愛話か！？相手は美人の歌姫らしいぞ！？そんなの共和派の罠に間違いない、と奴らのストレスが噂話を無責任に加速させる。だが、その一方で、銀河の歴史は大きく動こうとしていた。戦争、陰謀、革命家たちの蠢動。歴史の陰に隠された、男ベレズの純情一代物語。不器用すぎるバカ者どもの青春活劇、第４弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[永山祐介]

えらく不器用なベレズと、素直になれないニム、それに対するイル＝アンファのシャーヴなんかの対応が微笑ましい。普段なんと言っていようと、アルロンとベレズって互いを大切な仲間として思ってるんだなってのが（普段から判ってますけど）ラストシーンに見えて、それが痛ましくもあり優しくもあり。ちなみに134ページでちょっと涙ぐんでしまいました。少し間をおいてからのアルロンの返事がまた……。うう、アルロン……。

2004/03/24

[みるく]

そうともさ。ベレズだったらそう言うだろうさ(T_T)

2016/05/09

[simsim777]

ラストシーンには、不覚にも泣かされました。

2004/03/10