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内容説明
「見るがいい。俺の都を、この理想郷を。ここには、飢餓も苦しみも、絶望もない。まさしく地上の楽園だ」聖皇クシャスは外套をひるがえし吠えた。眼下には、白き皇都が拡がる。後ろに控える聖天子たち、そして闇なる破壊の女神も黙して応じた。ガズラウェルの民たちと共にアーカディア―理想郷と名付けた国をローレンシアの片隅に興すリュカオーン。しかし、それは父クシャスとの真の“理想郷”をかけての激突の前触れでしかなかった。レイムルズ自由都市領との同盟を目指すリュカたちの前に聖天子アジャンターとシーヴァが立ちふさがる…。怒涛の展開を迎える本編に加えて、龍皇杯に参加した短編を加えたエターナル・ファンタジー第四弾。