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内容説明
「あなたを待っていました」青く輝く満月の夜。天翔丸の前に降り立った異形の男、陽炎はそういって少年に手をさしのべた―。「あなたは人間ではない。鞍馬を護る者。鞍馬天狗です」貴族の父の庇護と、優しい母の愛に包まれた生活。そんな天翔丸の平和な日々は、男の言葉によって終わりを告げた。陽炎は、すべての人々から天翔丸の記憶を消し去り、少年からすべてを奪った。将来の希望も、最愛の母も。冷酷そのものの陽炎の目的はただ一つ。この世界に鞍馬の守護者を復活させること。陽炎への復讐を誓う天翔丸は、宿命に導かれるように、鞍馬へと足を踏み入れる。死と闇の世界、鞍馬へ―。妖怪、魔怪、そして人の欲望が織りなす妖しの世界を、天翔丸が駆け抜ける!熱き妖怪成長譚、ここに登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いんちょ
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2004-0430-102.2015/04/03
ハル@だんでぃらいおん
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不条理に全力で挑み、そのたびに「おまえは無力だ」と跳ね除けられる。そしてそのたびに、起き上がりまた挑む。 天狗と人間の子供である主人公の天翔丸は、そんな心の強さを持っている。眩しくてつらくなるほど、それでも成長を見つめていたくなる。 陽炎はツンデレです…デレを忘れたツンデレです…
ASKA
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甘ったれマザコン無知無謀わがままな少年という、ある意味典型的主人公です。陽炎がかっこよかった分余計に。でも最後はがんばってて良し。
三毛招き
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よくない意味で女性的な展開だなーっと思った。2010/05/29
もっち
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(プリキュアの)成田先生の小説を読んでみようと思って 普通におもしろかった 話の切り方がTVアニメ的2009/06/13