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内容説明
少女は思わず、言葉を発していた。「あなたが、歩いている姿が、見えます」一度も会った事のない相手だった。だが、奇妙なことに懐かしさを感じていた。まるで過去の自分と再会したような。すると、車椅子に乗った少年は返す。「見えるんだな」彼は生まれつき、足が不自由だった。それでも、何度も立ち上がろうとしていた。世界を自分の手にするために。領主継承に揺れる聖地シャイオン。その地で、黒印騎士ジークと旅を続ける聖女―ノヴィアは一人の少年と出会う。それは遠く失われたはずの絆と、新たなる戦いを呼び醒ますのだった…。書き下ろし長編に連作短編を収録した、衝撃の新章突入。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キーツ(Nob Arakawa)
8
色々と作品を読み進めてきて思うに、本リシーズは表現者冲方丁と言うよりはプロ作家としての側面がかなり前面に出ている印象が強い。具体的にはきっちり富士見ファンタジア文庫と言う読者層に合わせた文体と作劇と言う部分。くだけて言うならば凝った表現や小難しい伏線は限りなく抑えめで物足りなさもあるのだけれども、まごうことなき冲方テイストにも溢れているわけでなかなか悩ましい作品。ゲームも軽く調べてみたけれど評判悪かったみたいねぇ。いずれにしても過渡期の冲方作品と言う位置づけで続きを楽しむとしますか!2016/08/21
なしかれー
5
完全なんてありえない。そんな中、何が正しくて、何が間違いなのか見極めるにはどうしたらいいのだろう。みんな大切なものを守るために動いているのに。2013/06/02
ぶらっどおれんじ
4
ジーク、ドラクロワ、シーラの三人の関係が徐々に掘り下げられていって、長編カオスレギオンへと続く物語を更に深めている。ドラクロワ素敵すぎる!ジークが惹かれるのも分かる気がする(笑)シャイオンの怪物のラストで、ノヴィアが怪物の姿にレオニスを重ねて見ている描写にえらく感動しました!冲方氏はやはりこういう書き方がもの凄く巧いなあと、改めて実感。ロムルスの死ぬシーンで思わず泣いてしまいました。冲方氏の作品はたとえラノベでもテーマ性が強く、人間ドラマが熱い!そこがたまらなく好きだ。2013/01/26
Y
2
面白いんだけど、後半になるにつれて早く終わらないかな…と思ってしまった。シャイオンの怪物の話はあそこまでやられるとクドくてねぇ… ちょっとマンネリなってる気もする。似たような構図が多いんじゃぁ〜2023/01/30
紺
2
「お前は・・・超えられるのか・・・。憎しみを超えられるのか。」きっとこれは正義と悪の戦いなんかじゃない。今回は感想をまとめて書きたい。カオスレギオンを完読してからまとめます。2012/09/06