- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
「あ…あああああああああああっ!!」袂に隠し持っていた短刀を抜き放つと、女は男の胸に飛び込んでいった―。宴の席で八神和麻を襲ったのは、神凪家の末席に名を連ねる大神家の娘・操。先の風牙衆との戦いで兄と弟を失った操は、和麻を仇として命を狙ったのだ。襲撃は未遂に終わり、何事もなかったように宴は再開されたが、神凪綾乃は、不思議でならなかった。和麻が命を狙われながらも、操を生かしていることに。不可解な和麻の態度に、綾乃の心は何故か激しく揺れ動く。和麻と操の過去に何があったのか!?すべてが謎のまま操が失踪し、事態は最悪の状況に進展していく。魂が叫ぶハイパー・エレメント・アクション。絶好調のシリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AKF-ZERO
6
一巻の流れを微妙ながらも引き継いでる今巻。綾乃が和麻の交友関係(女関係ともいう)に嫉妬しまくりでストレスが凄い事になりながらも、それを歯牙にもかけず今回メインヒロインである操を救うという目的のため突き進む和麻。いよいよ物語の根幹を成す、神凪家を追い出されてからの和麻の過去の一部が明らかに。再読して思いましたが、やはりこの作家さん構成の仕方や台詞回しが非常に上手いですね。違和感なく物語へ入っていけます。次は真ヒロインである和麻の弟煉君がメインですか。では早速続きいきます。2016/03/01
みどり
5
うむ、今回倒したものの正体が今一つわからなかったのは私が頭が悪かっただけ?でも和麻の男気にはなかなか格好いい。2017/09/08
ころん
4
風牙衆との戦いは神凪家の勝利で終わるが、兄と弟を失った操は和麻のことを恨んでいた。お金と共に操は失踪し、ちょうどその頃からミイラ化した死体が発見されるという事件が起こりはじめる。どうして操を生かしておくのか、和麻と一緒にいた女の人は誰なのか、ヤキモチ妬きまくりな綾乃が可愛い。今となってはこんなにストレートなツンデレキャラってなかなかいないからなぁ、なんだか新鮮。和麻のために時間を稼ぐと言うシーンとかニヤニヤが止まらなかった。2013/03/19
真林
2
風牙衆との戦いを切り抜け、しかし依然として神凪家の多数は和麻に憎悪の視線を向ける。先の事件で兄弟を失ったことで凶行に走る操という少女の話。なぜ和麻が操を殺そうとはしなかったのか。その原因は単純なものでしたが、それだけそれによって和麻が救われたのだと理解できたのでよかったですね。2014/08/12
こも 旧柏バカ一代
1
うわぁ・・怨念を増幅されてあらぬ方向へ全力疾走させれてる。その結果が東京のど真ん中でミサイルとかぶっ飛んでる。2019/05/26