富士見ファンタジア文庫<br> まぶらほ―ノー・ガール・ノー・クライ

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富士見ファンタジア文庫
まぶらほ―ノー・ガール・ノー・クライ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829113875
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「和樹さんの血は世界一なんです」式森和樹、十七歳。魔法使いの養成学校の底辺をさまよう、ごく平凡な魔術師のタマゴだった。しかし祖先に連なるは、きら星のごとき伝説の魔術師たち。彼の遺伝子を「貰う」べく押し掛けてきた宮間夕菜をはじめ、三人の少女に貞操を狙われつつ、平凡な日々を送っていた。そんなある日の下校途中に起こった、誘拐未遂。少年を襲った意外な事件は、彼らの日常を唐突に暗転させる。何者とも知れない犯人たち。闇に蠢く陰謀は、やがて和樹、そして彼を愛する夕菜に牙を剥いて襲いかかる―。期待の俊英がおくるマジカル・サスペンス、ここに堂々登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

加賀ますず

2
狙われた少年と少女の命。背後に蠢く巨大な組織の影。親しくしていた少女の危機に、少年がとった行動とは…。まぶらほの長編シリーズ第1巻。和樹達の普段の生活を描く短編集とは対照的に、劇場版ライクな壮大でスピーディな展開が魅力的。序盤で張り巡らされた敵の陰謀が仄めかされ、緊張感を煽っておきながらのデートシーンで穏やかな日常。緩急のつけ方が非常に巧く、最後まで一気に楽しむことができた。2019/05/19

りりん

2
今から12年も前の、ハーレムラノベの走りとなった名作。これはぜひともオススメしたい。それぞれが個々に見せ場を作り、強いヒロイン像を形作っている。なおかつ著者の薀蓄がファンタジーにリアリティを与えており、緊張感のある作品に仕上がっている。また、その緊張感を支えるのは魅力的な悪役である。悪役の行動理念がはっきりとしている、つまり悪意のみが原動力ではないという点に、物語の妙味がある。ただ主人公の影は薄い。これは視点が単一ではないからだろうが、ハーレム系ラノベにおいてその手法は間違いでないと感じた。秀作である。2013/11/19

しゃいる

2
戦闘機など武器の描写が目立つけど、一応魔法なラブコメもの?とりあえず短編の方に期待する。2012/04/27

ちゅねこ

2
10年前の作品なんですね〜。某古本屋で実質25円で購入。ハーレム魔法学園モノか?と思ったら全然違ってました。何で近代的空戦やってるの〜とか、展示品の武器をそう簡単に使ったらダメでしょ〜、と突っ込みたくなります。敵対する組織の正体がまったく謎のまま明らかにされることがなく、若干もやもや感が残りますが、これが逆に続編を読みたくさせます。2011/07/24

あかなぎ

2
こちらは長編もの。番外編のメイドの巻とはまた違った戦闘が繰り広げられます。話が暗いですが短編を思えばこれぐらいの話がちょうどいいのかもしれません。 

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