内容説明
斬り下げた剣尖を車にして薙いだ。千鳥ヶ淵で浪人を薙いだのと同じ胸に入った。刃が肋骨の間に入っていく。その感触が手首に響く。思わず声をあげるところだった。快感が伝わって来たのだ―。新撰組副長として激動の時代を熱く生きた男・土方歳三は、その暗殺剣をもって勤王の志士たちを一刀のもとに両断していく。書下ろし土方歳三シリーズ第二弾。
斬り下げた剣尖を車にして薙いだ。千鳥ヶ淵で浪人を薙いだのと同じ胸に入った。刃が肋骨の間に入っていく。その感触が手首に響く。思わず声をあげるところだった。快感が伝わって来たのだ―。新撰組副長として激動の時代を熱く生きた男・土方歳三は、その暗殺剣をもって勤王の志士たちを一刀のもとに両断していく。書下ろし土方歳三シリーズ第二弾。