感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
42
【再読】山風の柳生3部作の最後の作品。江戸時代のお馴染みの十兵衛から話は始まり、祖先の室町の十兵衛の話へ。一休と世阿弥を脇役に室町の十兵衛の活躍が活写される。2023/07/03
出世八五郎
13
柳生忍法帖、魔界転生と続く十兵衛三部作のラストを飾る作品。室町時代の柳生先祖に十兵衛がおり満厳と呼び、後世子孫の柳生十兵衛は三厳。冒頭、十兵衛が何者かに倒された場面から物語は始まる・・・。2023/05/13
やいゆえよ
3
山田風太郎の最後の小説であり、柳生十兵衛の最期?/能がタイムマシンになるという忍法帖もびっくりの理論が語られるが、上巻ではまだ2人の十兵衛がどうなっていくのかわからない。下巻に続く。2025/01/13
北白川にゃんこ
3
死ぬ気が一切見られない十兵衛!しかしケンイシカワ版とは全然違うね。過去と未来がどう繋がるのか!2015/11/13
uburoi
2
大胆不敵というか驚くべきドラマ展開の山田風太郎ワールド全開にして最高傑作。基本的に歴史の事象を踏まえているのだが、ストーリーは奇想天外。本書ではなんと十兵衛がタイムスリップして室町時代へ。南北統一がなった義満時代だ。花の御所の時代、世阿弥がいて、一休がいる。柳生は新陰流ではなく陰流だ。2017/05/28