内容説明
「たしかに見たのか」「まちがいない。あれは安土山屏風だ。」信長がヴァリニャーノ師父に贈った狩野永徳筆の“安土山屏風”は天正少年使節によってローマのヴァティカンに運ばれた。が、その屏風の二隻の一隻には、信長の恐るべき夢が秘められていた。その夢が何であるかを知った明智光秀は本能寺に信長を殺す。キリスト教布教の名のもと、軍事支配を企らむ宣教師と朝廷襲撃をもくろむ信長の野望を、空前のスケールで描いた傑作長篇。信長シリーズ第2弾。
「たしかに見たのか」「まちがいない。あれは安土山屏風だ。」信長がヴァリニャーノ師父に贈った狩野永徳筆の“安土山屏風”は天正少年使節によってローマのヴァティカンに運ばれた。が、その屏風の二隻の一隻には、信長の恐るべき夢が秘められていた。その夢が何であるかを知った明智光秀は本能寺に信長を殺す。キリスト教布教の名のもと、軍事支配を企らむ宣教師と朝廷襲撃をもくろむ信長の野望を、空前のスケールで描いた傑作長篇。信長シリーズ第2弾。