内容説明
宣教師ルイス・フロイスは怖ろしい日本の魔術を見た―。公方・足利義輝の剣術師範、上泉伊勢守の弟子と奸雄・松永弾正の配下の根来忍者の試合での惨劇を。「公方様、勝ったら私の欲する物を何でも与えるというお約束の履行を」弾正は舌で唇をなめて言った。「奥方さまか、昼顔のお方のいずれを拝領いたそうか…。」美少年厨子丸の復讐に堺の町と織田軍の思惑がからんで凄艶な戦いが続く。山田忍法帖の醍醐味が味わえる不朽の名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
28
【再読】自由と愛する女性のために、近代兵器で忍法に立ち向かうミカエル厨子丸の物語。妖婦・昼顔のキャラが際立ってた。やっぱり山風忍法帖は面白い。2026/01/10
けやき
16
【再読】自由と愛する女性のために、近代兵器で忍法に立ち向かうミカエル厨子丸の物語。最後は悲しい。でもやっぱり山風は面白い!2016/03/29
星落秋風五丈原
15
もう一人は、厨子丸。最初は「人を殺せない」と、戦国の世らしからぬ台詞を吐いていた彼が、堺で武器の開発に取り組んだ途端、殺人に対する罪悪感がどんどん希薄になる。 イタリア王になりたかった男・チェーザレ・ボルジアに雇われ、法王軍の軍事総監督として、有蓋戦車、マシンガン、大砲、投石機を製作していったルネサンスの天才レオナルド・ダ・ヴィンチと、自由都市堺で、大砲、証明弾、地雷、煙幕を次々と作り出していった厨子丸は、とてもよく似ている。技術者は自分にその意思がなくても、時に殺人機械を作り出してしまう。2003/09/11
浅木原
5
『伊賀忍法帖』に続いてまた松永弾正への復讐話かー、拳銃一丁で根来忍者軍団にどう対抗するのやら、と思いながら読んでたら全然そんな話にならず、後半は堺の町を守るために鉄砲作りの天才・厨子丸が次々と新兵器を作りだして根来忍者相手に無双する話に。忍法と一緒に紹介された根来忍者たちが、いざ忍法を披露しようとしたところを問答無用で鉄砲で撃ち殺されていく展開には大笑い。忍法帖なのに忍法の扱いがものすごく雑なあたりに忍法帖末期の山風のシニカルさを感じさせつつ、それがちゃんと面白い話になってるところが流石。面白かった。2016/05/22
MIRACLE
2
将軍義輝の正室夕子をねらう松永弾正と根来忍者にたいし、兵器の天才ミカエル厨子丸が、ロケット砲などの破天荒な銃火器で、反撃していく。設定は痛快だが、結末は重い。忍法帖末期の作品。2012/10/17
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