感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
5
陶隆房の乱と厳島合戦前。相良武任は先見の明があったものの乞食僧上がりということで門閥の力がなく、プライドの高い隆房に蔑まれ決裂。杉重矩の二股で更に悪化。大内義隆が現実を見ようとしなかったため大内家滅亡を招いた。陶と対決する決断さえあれば結果はどうなったかわかりませんが、毛利家興隆はなかったかもしれませんねえ。2016/03/06
May
2
記録のため登録。すごいぞ元就!と強く思ったように記憶します。1984/02/04
東森久利斗
2
同病相憐れむ、閉鎖的な村社会と同族嫌悪、謀略蔓延る泥仕合、棚から牡丹餅、瓢箪から駒、千載一遇の機会で大博打、一代で中国山陰8ヶ国を制覇してしまった元就の偉業の真相とは? 東日本のダイナミックで華やかな戦国絵巻とは様相を異にする、いかにも中国山陰地方に相応しいスター不在のマイナーリーグ的な戦国絵日記。2018/08/27
ホームズ
1
1996年8月29日再読
よっ!
0
大内氏のゴタゴタから厳島の戦いの始まるまで。この巻の2/3程度を大寧寺の変に至る経緯に費やしている。陶長房と相良武任の娘は相思相愛になるが親は敵同士と、何とも悲しい。江良房栄は内通を約束していないが、疑心暗鬼になった陶晴賢に誅殺されたことになっている。厳島上陸も意地になっているし、この経緯でいけば、元就が謀略を駆使したというより、陶晴賢はほぼ自滅に近い。★★★★★2016/07/13