内容説明
街の聖者として慕われていたカトリックの大司教が惨殺され、その直後に血まみれの姿で発見された青年エアロンが、容疑者として逮捕された。天使のような美青年の悪魔のような犯行―検察は極刑を要求し、裁判は簡単に決着をむかえると思われた。しかし、被告の無罪を勝ちとるためには手段を選ばない弁護士マーティン・ヴェイルの登場により、事態は意外な方向へ展開していく…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶっくlover
7
久しぶりに、先が気になり寸暇を惜しんで読んだ。なのに、あの結末はないだろう⤵️😭2019/08/25
koo
6
映画化もされたリーガル&サイコサスペンス、いざ読み始めるとページ数が気にならない面白さ。街の聖者と言われた大司教が惨殺され血まみれで逮捕されたエアロンを弁護するのがメインストーリー。主人公弁護士ヴェイルの仕事ぶりが秀逸、敵役の女性検察官ヴェナブルとの丁々発止な答弁もいいです。93年作ですが80年代の設定がミソ、日本でも話題になった〇〇〇〇〇〇〇に触れリーガルでこれを扱った作品としては先駆けと思われます。反転に次ぐ反転からの終わらせ方はリーガルとしては少し不満がありますが充分楽しめました、オススメです。2023/10/29
030314
3
裁判に勝った時点で終わるはずの物語なのに、ページがまだ厚く残っているのにイヤな予感があった。ページをめくると、そこでどんでん返し。ちょっと鳥肌が立つ結末だった。2024/02/24
nari
2
なかなかの長編。でも、それを感じさせないくらいどんどん読めた。もちろん脳内ではリチャード・ギアが。2025/03/04
saba
2
久しぶりに再読。長いがテンポ良く進むのでその長さを感じない。登場人物も魅力的、ジェーンヴェナブルもネオミチャンスもモリーアリントンも皆良い(ヴェイルも)。原作→映画の順だったのだけど、エアロンの年齢設定より役者の演技力重視でキャスティングした(のではないかと思う)のはナイス判断。21世紀も結構過ぎたいまだけれど、一部聖職者の性犯罪が告発され裁かれるようになったのは少しずつだが進歩しているということなのかな…2023/01/11