内容説明
かつて黒海のステップ地帯に住んでいた最古の騎馬民族とされるスキュタイ人の中に伝えられてきた「男が女になる」という謎の病。この病の持つイメージの連想作用を通して、西洋社会の文化や習俗の根底にうごめいている「野生の思考」を描き出す、渋沢龍彦をして「あたかも推理小説を読むような興奮を味わった」と言わしめたスリリングな論考。
目次
三人の証言
神の病い
男がこどもを産む
思想のメタフォア
かつて黒海のステップ地帯に住んでいた最古の騎馬民族とされるスキュタイ人の中に伝えられてきた「男が女になる」という謎の病。この病の持つイメージの連想作用を通して、西洋社会の文化や習俗の根底にうごめいている「野生の思考」を描き出す、渋沢龍彦をして「あたかも推理小説を読むような興奮を味わった」と言わしめたスリリングな論考。
三人の証言
神の病い
男がこどもを産む
思想のメタフォア