内容説明
パパは遠くへ行ってしまった。マイブリットとはもう友だちじゃない。いつだって、みんなけんかばかりしてる―。両親の別離や友だちとの触れ合いを通して世の中をみつめ、成長していくヨアキムの世界を描く物語。1990年国際アンデルセン賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリエ
1
なんというか、パパが弱すぎます。弱い自分を子どもにさらけ出す勇気はあるんですよね、このパパ。今時のうつ病を思わせられます。ひこ・田中氏は、そのシーンを「美しい」と表現しましたが、子どもにとっては「ふざけんな」です。逆に、ママは真面目すぎます。ジェンダーフリーといい、今時のうつ病といい、選択肢の多さが迷いを生んでいるのかもしれません。2012/11/17
もこ
1
ヨアキムよりは少し上の年に読んだ本。完全に意味和理解していたとは思えないけれど、彼の不安な気持ちはひしひしと伝わってきた。夜の鳥とセットでもう一度読みたい本