福武文庫<br> 山に向かいて

福武文庫
山に向かいて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 212p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784828831848
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0195

内容説明

ヨーロッパ・アルプス三大北壁の登攀に成功し、今また極限のヒマラヤの頂へ向かうアルピニスト、長谷川恒男。大自然に心と身体をゆだね、山と一体になることを求めた人間の道程。

目次

プロローグ チョモランマ敗退
1章 自然との触れ合い
2章 登山人生
3章 アルパインガイドの誕生
4章 社会活動と登山
5章 登山をかえる技術と装備
エピローグ 再びヒマラヤへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KO NONO

2
友人から借りて。山で亡くなったのを知っていて読んだから、語られる言葉が辛く感じられた2025/04/19

メガネねこ

2
★★★★★登山家長谷川恒男の山に対する考え方が著されたエッセイ。ハセツネの大会には何度も出場していたが、著書を一冊も読んだことがなかったので手に取った。30年前に発行された本書の情報はもはや古いものもあるがファンダメンタルな部分に変わりはないだろう。逆に当時の未発達な道具で登っていた話を読むと驚愕する。2021/06/05

Shoichi Kambe

1
*三大北壁冬期単独登攀(77-マッターホルン、78-アイガー、79-グランドジョラス) *私には高度な科学技術はわからないが、自然をいつも身近に感じることによって自然の大切さを知り、感性を研ぎ澄ませることによって、自分の人生が開けていくと信じている。 *山へ行って遭難したいと思う人がどこにいるだろうか。よりよく生きたいという思いが山に足を運ばせるのであり、…更に素晴らしい人生を送るための場として山を選び… *ヒマラヤ登山→私は酸素は必要ないと判断している。個人の登山の領域に入ってきたものと思う。2021/11/12

syayu

1
長谷川自身の言葉で書かれたこの本はとても貴重だと感じた。「人生でも気がついたときには、いつでも出直せるという気持ちでいられるようにしたいと思っている。」と彼はいつも冷静に自身を見つめており、そして、「人それぞれの世に生を受けたかぎり、死ぬまで人として生きた証しをしなければならない。」という燃える情熱を抱いていた。かれは本当に優れたバランス感覚の持ち主であるとわかる。これを書いて、文庫になるまで彼は生きていた。最後ウルタルへの決意を書いているが、そのウルタルで彼は亡くなる。彼と会って話がしてみたかった。2016/01/03

鈍足君

0
1991年、パキスタンのウルタルⅡ峰で雪崩に巻き込まれて命を落とした天才アルピニスト長谷川恒男。著者は本人です。ハセツネの生き方、考え方に触れ、伝説の男が普通の若者になって降りてきてくれました。合掌2016/12/08

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