内容説明
気位ばかり高い俗物貴族を皮肉たっぷりに描いた「陣中の邂逅」、酒で身をもちくずす天才音楽家への共感のまなざしに満ちた「アリベルト」、ヨーロッパ旅行中に目撃した死刑執行など西欧文明への批判をこめた「リュツェルン」ほか、「三つの死」「ポリクーシカ」の計5篇を厳選。文庫本初収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
刳森伸一
2
トルストイの前期短篇小説を5篇収録。人間の描き方がやはり抜群に上手い。ペシミスティックなものが多いけど。晩年の思想の萌芽が見られるのも面白い。2013/09/13
ぽねごん
0
普段読むことのない海外作家の小説に挑戦してみたのはいいが、なかなかスッと頭に入ってこない。文字が上滑りする感覚があった。今読むべき作品ではなかった。2013/10/15
washa46
0
今迄、短編しか読んでいないためトルストイらしさは未だ解らず、長編を読んでから読み直すと短編の印象が変わるのかなぁ… 2020/02/09