内容説明
この湖にボート禁止!せっかく「旗の湖」に引っ越してきたのに、せっかくフェイの残したボートを見つけたのに……。ビルと仲間たちは、ボート禁止の張本人、アルフレッド卿の身辺を探るうちに、奇妙な事件にまきこまれてゆく―。謎解きと宝探しの縦糸に、考古学と生活描写の横糸を織りこんだトゥリーズの傑作小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せい
1
再再再再読❗最初に読んだのは中学生の時かなぁ❓高校生❓大人になってからか❓続編もあるけど入手困難❗シリーズのほとんどは翻訳もされていない(泣)やっぱ英語力が… こういうのが多いんだよね。2018/01/16
ひとみ
0
湖水地方に引っ越してきたビルとスーザンと母さんの三人家族。新しい家にはボートがついていて、湖の島でキャンプする計画をたてたのに地主のアルフレッド卿は私有地に立ち入ることを一方的に禁止してしまう。アルフレッド卿には何か秘密があるようで、ビル達は新しい友達のティムやペニーとともに調査を始めるのだった。作家志望の快活な少年による手記という形で語られる児童文学。訳文が少し読みにくかったが、イギリスの子供たちの日常と意地悪な地主の謎と宝探しという非日常がほどよく合わさっていて楽しい。福音館からも出てるんですね…。2015/08/06
Y.Yokota
0
主人公の少年と妹、そして母親の3人がイングランド北部に移り住んだことで繰り広げられる日常冒険譚。作家志望の少年による一人称形式で書かれていて、入り込みやすく読みやすい。敵対する存在としての名士に子どもたちが頭脳で立ち向かって行く様も読んでいて爽快。良作児童文学だと思う。2013/04/09
ケイト
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翻訳が古いため、言葉づかいになじみにくかったり、ところどころ意味のつかみにくいところがあったりしたのですけど、面白く読みました。田舎町に引っ越してきたシングルマザーの一家のたくましいくらしぶりだけでも楽しくほほえましいのですが、そこに意地悪なじいさんの「湖にボート禁止」などといったわけのわからない嫌がらせにより、冒険的な展開も加えられて。森での逃走劇や、発掘の場面、法廷での謎解きなどはドキドキしながら読んでました。キングスフォード先生がある人に急にデレるのもおかしかったです(笑)。続編、読みたいなあ。2018/11/01
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- 和書
- ないもの、あります