荒野論

荒野論

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784828823751
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

徳を尊ばれた男が、荒野の国の人々に謀殺された後に鬼と化し、迷いの世界を生きかわり死にかわる姿を説話的に描く表題作ほか、破壊するにはあまりに凡庸な現代の生を、そして書く行為を根源的に凝視する六篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

12
自宅を発掘調査したらこんな本が出てきた。初出が1987〜91年、本書初版が91年。当時の僕は大学生活3年目(でも3年生ではないという笑)で、こんな本を読んでいたのだな。当時キャスターマイルドを吸っていたのは、もしかしたら本書に出て来るのに影響を受けたのか? 再読すると、こっちが赤面しそうな上滑り具合。都会生活の憂愁みたいなものが前景にあり、時代の空気にモロに乗っかっている。小林さんは非凡だから方向修正できたが、こうして本が残ってしまうのも事実。若書きは危険です。2018/12/12

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