謎とき『大審問官』

謎とき『大審問官』

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784828823331
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

ドストエフスキイの大きな影響下にあった20世紀文学の終りに立ち向い、記憶の曖昧さと自ら経験した《精神ののっぺらぼう状態》から「生と宇宙の謎」の存在論的暗闇に確然と踏み込む強靱な魂の軌跡。

目次

革命性の先駆者
新しい論考の時代―『ドストエフスキーのペテルブルグ』を読む
ドストエフスキー後の作家の姿勢
思い違い
記憶―続・思い違い
ローレンスの「大審問官」
謎とき『大審問官』―続続・思い違い
遠い思い違い
時は過ぎ行く
老人性癲〓―続続続・思い違い
異種精神族・渋沢龍彦
世代について
幻化忌のこと
超緩速度
白鳥と「近代文学」
中野重治と戦後文学
中野重治との同時代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tonex

1
埴谷雄高が雑誌に書いた文章や講演録などを一冊に収めたエッセイ集。タイトルは江川卓の「謎ときシリーズ」を意識したものだが、収録されている文章は大審問官やドストエフスキーに関するものばかりではなく、むしろドストエフスキーに関係のない文章の方が多い。/埴谷雄高は『死霊』を書いた人だとは知っていたが、今までにこの人のエッセイなどというものを読んだことがなかったので、初めてこういう人だったのかと知った。2014/09/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/222658
  • ご注意事項

最近チェックした商品