内容説明
ヨーロッパ精神の根源に溯行し、ついにそれをライン河の白い霧の虚無性とパルテノン神殿の円柱の真実在に見出すに至る形而上学的紀行文、今再び「政治と文学」の関係性について騒然たる反響を呼び起こした吉本隆明氏への公開書簡など、15篇を収録。最新エッセイ集!
目次
ラインの白い霧とアクロポリスの円柱
政治と文学と―吉本隆明への手紙
政治と文学と・補足―吉本隆明へ最後の手紙
魔の山の中腹で
動かされぬ駒
「妄想実験」の位置
やけの「いたずら」―《最後の審判》の一内密
《最後の審判》に添えて
未知の読者
これだけでも巨大な宇宙
時は過ぎ行く
心の廃墟
好きな詩―西欧の詩
老害
お喋りの終焉
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- 和書
- うさぎかぶしきがいしゃ



