内容説明
１２歳のロビンの家族は，仕事を探す父さんとともに旅していました。ある日、車の故障がきっかけでラス・パルメラス村に落ち着くことになりました。ロビンは、いつもの『ふらふら歩き』をするうち、すばらしい部屋を見つけます。『ビロードの部屋』とそこを名づけ毎日通ううち、その部屋は、ロビンにとって、かけがえのない宝物となっています。空想の世界にとじこまりがちな女の子が数々の事件をのりこえ大きく成長していく様子を、あたたかい目を通してつづった物語。小学校高学年から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまもろ
2
いちばん好きな本かもしれない。たぶん（残念なことに）僕の”ふらふら歩き”はまだ終わってない。1996/04/16
つきと
2
お気に入りの一冊。人は夢見た場所に辿り着くことはない。幸福はその人自身の実存の中にのみ存在しうる。2009/09/10
