感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
10
(図書館本)悪魔との約束を貫き通した兵隊さんが凄い。熊男と呼ばれる相手と婚約する三女もこれまた凄い。なかなかインパクト大なお話でした。ドイツ語版にはホフマンの直筆の文字が使用されてるとのことで、日本語版の見返しに地模様として用いられています。2015/07/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
フェリクス・ホフマンが同じ本を出してる?と借りた絵本。こちらの方が先に出版されていました(1984年発刊)『くまの皮をきた男』として、表紙とタイトル、訳が変わっていただけでした。2019/10/17
ヒラP@ehon.gohon
6
【再読】大人のための絵本2024/06/28
遠い日
5
グリム童話。兵隊が悪魔と約束をしたのは、戦争後にすることが何もなかったせいだ。凄惨な経験をしたことで、ちょっとやそっとのことでは気持ちが動じないことを自分でも確認する意味でもあった。フェリクス・ホフマン絵がすばらしくて、この兵隊の気持ちの芯をしっかり描いている。婚約者の娘と別れ別れの3年間の忍耐は苦しみそのものでもあったでしょう。ロマンティックな恋愛との絡ませ方が抜群にうまく、奥行きのある話になっている。2019/01/04
透馬なごみ
3
戦争が終わって、仕事がなくなった兵隊さんがお金持ちになる代わりに7年間、悪魔との約束を果たすお話。私も十分上の2人の姉と同んなじ反応を示す気がする。たとえ、見た目がよろしくないとしていい人だと主張されても、優しくていい人とは限らないと思ってるので。それでも待ち続けた1番下の娘はすごいと思うし、兵隊さんの行動も尊敬する。自分にはないし、できない心を2人は持っていてただ、すごいと思った。2014/04/21
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